エーザイ・内藤社長 「中計の数値目標達成に自信深める」
公開日時 2007/07/17 23:00
エーザイの内藤晴夫社長は7月17日のR&Dミーティングで「中期戦略計画
(06~11年度)の数値目標達成に計画スタート時よりも自信を深めている」と
強調した。グローバル開発主力品のE2007(パーキンソン病)、E7389(乳がん)
、E5564(重症敗血症)について11年度までに上市できる見通しを示すととも
に、国内プロジェクトのKES524(肥満症)、D2E7(関節リウマチ)も順調な発
売を見込めるとした。
アルツハイマー病治療薬アリセプト、PPIパリエット/アシフェックスは中計
の当初目標値を上回る見通しを示した。懸念される2010年11月の米国でのアリ
セプト物質特許切れへの対応では、徐放製剤とパッチ製剤の申請を09年度に予
定するとともに、小児用途を開発中。これにより11年度のアリセプトの売上に
ついて、米国市場では10年度(ピーク時)の55%以上、全世界では75%以上を
確保する計画だ。