協和発酵 抗CCR4抗体KW-0761、フェーズ1で薬理効果を確認
公開日時 2007/07/24 23:00
協和発酵は7月24日、独自の強活性抗体作製技術ポテリジェントを応用した抗
CCR4抗体KW-0761について、英国でのフェーズ1で薬理効果が確認できたと発
表した。問題となる副作用もなかったという。フェーズ2準備中。予定する適
応はアレルギー性鼻炎。
健常成人男性では、用量依存的にアレルギー性疾患に深く関与しているヘルパ
ー2型T細胞(CCR4陽性細胞)の減少が認められ、最高用量でピーク時に80%
以上減少したという。また、季節性アレルギー性鼻炎患者でも健常成人男性で
の試験と同様に減少が認められたという。
協和によると、米メドイミューンに導出した、ポテリジェントを応用した抗IL
-5R抗体BIW-8405の喘息を対象としたフェーズ1でも、炎症に関与する好酸球
を効果的に激減させたことを示唆する結果が示されたという。メドイミューン
が国際好酸球学会(米ユタ州スノーバード、7月18~22日)で発表した。