米ファイザー 純利益77%減、米リピトールは13%減
公開日時 2007/10/18 23:00
米ファイザーが10月18日発表した07年7―9月期決算によると、売上高は前年
同期比2%減の119億9000万ドル、医療用医薬品は4%減の110億3600万ドル
(うち米国は16%減の53億5200万ドル)となった。最主力のスタチン系リピト
ールの世界売上は5%減の31億7000万ドル(米国で13%減の18億1000万ドル)
で、年間の世界売上は3~5%減少する見通し。
後発品の影響を受けたCa拮抗薬ノルバスクは47%減の6億4000万ドル(米国で
92%減の4800万ドル)、SSRIゾロフトは73%減の1億2400万ドル(米国で92%
減の3100万ドル)―。
純利益は、エクスベラ(糖尿病治療用の吸入インスリン)事業から撤退する
費用の計上を要因に77%減の7億6100万ドルに落ち込んだ。ジェフリー・
キンドラーCEOは「最大限の努力にもかかわらず、エクスベラは患者と医師
から受け入れられなかった」と述べた。