野木森アステラス製薬社長 最優先プロジェクトYM150、良好な成績
公開日時 2007/11/07 23:00
アステラス製薬の野木森雅郁社長は11月7日の決算説明会で、抗血栓症薬(経
口ファクターXa阻害剤)YM150の欧州フェーズ2bの結果について、主要評価項
目で良好な成績を得たことを明らかにした。股関節置換術を受けた患者960例
を対象とした用量設定試験で、主要評価項目はVTE(静脈血栓症)発現率、Maj
or出血(輸血や外科処置を要する重大な出血)発現率。12月8日の米国血液学
会で詳細を報告する。野木森社長は昨年10月の中計発表時に「経口抗血栓薬の
ベスト・イン・クラスになりうると最も期待している」と述べていた。