厚労省 後発品の使用促進環境整備の骨子案を提示
公開日時 2007/12/05 23:00
厚生労働省は12月5日、中医協・診療報酬基本問題小委員会に「後発品の使用
促進の環境整備の骨子(案)」を提示した。処方医が先発品を後発品に変更す
ると差し支えがあると判断した場合に「後発医薬品への変更不可」欄に署名ま
たは記名・押印する方式に処方せん様式を改めることや、使用促進のための調
剤報酬の見直しなどを盛り込んだ。
調剤報酬の見直しについては、後発品の調剤に要するコストの負担を考慮した
もの。薬局の調剤基本料を引き下げた上で、後発品を調剤した処方せんの割合
が30%以上の薬局に対し、加算することで重点的な評価をするとした。
また、厚労省が提案していた、処方せんに記載された先発品の口腔内崩壊錠な
どの薬剤を後発品の普通錠に剤形を変更して調剤できることについては、診療
側から慎重な意見が相次いだため削除した。