医薬協 06年度後発品の数量ベースシェアが0.2ポイント縮小
公開日時 2008/01/14 23:00
医薬工業協議会は1月11日、06年度の後発品シェア分析結果を発表した。国内
シェアは数量ベースで05年度比0.2ポイント減の16.9%、金額ベースでは0.6ポ
イント増の5.7%となった。後発品の数量及び売上が微増だったのに対し、先
発品が大きな伸びを示したため、分母となる医薬品市場全体が拡大したことが、
数量ベースが下がった要因のようだ。金額ベースで上昇したのは、相次ぐ大型
先発品の特許切れを受けた、新製品効果と見られる。
厚生労働省の後発品使用状況調査から、06年度に実施した処方せん様式の変更
(後発品への変更可のチェック欄を設置)による後発品への切り換え率は1%
台にすぎなかったことが明らかになったが、今回のシェア分析からも、この仕
組みがほとんど機能しなかったことが浮き彫りになった。