富山化学 抗リウマチ薬のフェーズ2aをスタート
公開日時 2008/02/11 23:00
富山化学工業は2月8日、抗リウマチ薬(低分子化合物)T-5224のフェーズ2
aを開始したと発表した。用量反応性を含む効果を確認する試験で、投与対象
患者や試験終了時期、申請見込み時期は非公表。同じリウマチ治療薬としてT6
14(DMARD)を承認申請中(03年9月に申請)。
T-5224は神戸大学の塩澤俊一教授および北里大学の広野修一教授との共同研究
で見出したもので、病態に深く関与しているとされる転写因子AP-1(Activato
r Protein-1)を阻害。炎症や関節破壊を抑えることができ、根本治療薬とし
て期待できるという。