沢井製薬の社長就任が内定した澤井光郎専務は４月１日の社長交代会見で、後
発品メーカーを含む業界再編について「当社が主役になり、メリットをお互い
に享受できるケースについて検討していく。国内後発品市場では、長年の経験
がないと成功は難しく、当社が培った経営ノウハウや効率的企業風土を維持継
続していけるところでないと大きくなれない。したがって買収されるという考
えは持っていない。M&Aなしでも売上1000億円を達成できると考えている」と
述べた。

一方、澤井弘行社長は「当社はより大きなシェアを取っていけると考えるので、
当分独力でやれる。大手に資本を持ってもらったり、吸収されたりするのは楽
かもしれないが、考えていない」とした。