中医協・総会 ネクサバール、DPC対象病院でも出来高算定に
公開日時 2008/04/23 23:00
中医協総会は4月23日、18日に薬価収載されたバイエル薬品の腎細胞がん治療
薬ネクサバールについて、DPC(診断群分類包括評価)対象病院であっても、
包括評価から除外し出来高算定とすることを決めた。実際の薬剤費との乖離が
あり、医療機関側の持ち出し額が大きいため。10年度改定までの暫定的な措置
で、その後はDPCに組み入れられる。
厚労省によると、ネクサバールの標準的な費用は約63万4000円(1回200mg542
6.20円×2錠、1日2回投与×平均的な入院期間29.2日とした場合)。同剤を
使用しない場合の症例の薬剤費は36万7530円で、大きな乖離がある。