協和発酵 アラーナ社とがん治療用抗体で共同研究開発契約
公開日時 2008/04/24 23:00
協和発酵は4月24日、オーストラリアのバイオ医薬品企業アラーナ社が保有す
る大腸がん治療用抗体「ART104」の共同研究開発契約を締結したと発表した。
ART104は大腸がん細胞の表層抗原を特異的に認識する抗体で、現在、前臨床試
験の段階にある。
両社は協和発酵が有する独自の強活性抗体作製技術ポテリジェントやコンプリ
ジェントを応用して薬効を強化させ、同剤の開発を進める。協和発酵はアラー
ナ社に対し、契約一時金400万ドル、開発の進捗に応じたマイルストーンとし
て400万ドルを支払う。オーストラリアを除く、アジア(日本、中国、韓国、
台湾、その他)における独占的な開発・販売オプション権を保有する。