EMEA HPVワクチンのガーダシル、膣部前がん病変の適応追加推奨
公開日時 2008/06/08 23:00
万有製薬は6月6日、子宮頸がん予防ワクチンのガーダシルが欧州医薬品庁
(EMEA)の医薬品委員会から、ヒト・パピローマウイルス(HPV)16、18型に
起因する膣部前がん病変の適応追加の推奨を受けたと発表した。適応拡大での
販売許可は数週間以内に認められる模様。
膣部前がん病変の発見は難しく、がんへの進行を防ぐのは困難とされる。欧州
では毎年3万人が新たにHPV16、18型に起因する外陰部および膣部前がん病変
と診断されており、前者が約2万3500人、後者が約6000人で、全ての婦人科が
んの中でも大きな割合を占めている。