日薬連 薬価研の新委員長に第一三共の長野氏
公開日時 2008/06/12 23:00
日本製薬団体連合会(日薬連)保険薬価研究委員会は6月12日の総会で役員改
選を行い、アステラス製薬の向田孝義常務執行役員に代わり、第一三共の長野
明常務執行役員信頼性保障本部長が委員長に選任された。長野新委員長は今月
末から中医協薬価専門部会でスタートする薬価制度改革議論について、「昨年
示した骨格をさらに詰め、2年後を目指して制度の成案となるよう努力する」
と意欲を語った。また、日薬連に加盟する各業態別団体の代表などとも活発に
議論を進めつつ、PhRMAとEFPIAとも協力し「一致団結して一体感をもってやっ
ていく」と業界が一丸となり進めていくことを強調した。
新薬価制度案については、公的社会保障制度下の薬価制度であるため「患者さ
んや国民、中医協の委員からソデにされては成案化が難しい」と指摘。「公に
納得のいく案にさらに詰めたい」とした。