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アボット ジャパン 国内医薬品事業で10年までに売上10億ドル目指す

公開日時 2008/06/17 23:00

アボット ジャパンの医薬品事業部のグレン・ワーナー社長は、6月17日の記
者発表会で「今後5年間はヒュミラの発売により、7~9%の成長が見込める」
と説明。医薬品事業で2年以内に10億ドルの売上げ達成を目指すことを明らか
にした。

同社の国内事業の07年度の売上高は1410億円。うち、医薬品/栄養剤製品が88
0億円、デバイスを中心とするメディカルプロダクトグループが530億円。
今後の成長のけん引役として期待するヒュミラについては、生物製剤の普及率
が欧米より低く、市場は年間50%以上成長していることから、「その成長を取
り込むためのよい位置にいる」と市場拡大に意気込みを示した。営業体制につ
いても「エーザイとアボットの両社から同数のMRを集めて新しいスペシャリス
トの営業部隊を作った」と競合品のレミケードやエンブレム、アクテムラとの
競争に十分な体制を構築したことを明らにした。
また、09年に乾癬、10年にクローン病、11年に強直性脊髄炎、12年に若年性関
節リウマチ、消化性大腸炎と、今後5年間にわたり切れ目なく適応拡大を計画。
全ての適応拡大を取得した段階でのピーク時の売上高は388億円を見込む。
今後の適応症追加によるMR活動の拡大については「5年先にMRの数を増やす予
定がある」と前向きな姿勢を示した。

既存製品には、呼吸器合胞体ウイルス感染症予防薬シナジス、抗HIV薬カレト
ラ、マクロライド系抗生物質クラリシッド、気管支喘息及びCOPD治療薬ホクナ
リンテープなどがある。国内で開発中の品目については、ヒュミラの適応拡大
を除き▽ゼンプラー(透析患者の二次性副甲状腺機能亢進、フェーズ2b)▽
ABT-874(乾癬治療薬、フェーズ1)▽ABT-869(抗腫瘍薬、フェーズ1)▽AB
T-263(抗腫瘍薬、09年にフェーズ1開始予定)など。ゼンプラーについては、
12年の申請を目指す。

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