ノバルティス・三谷社長 08年は飛躍に向けた足固めの時期
公開日時 2008/07/02 23:00
ノバルティスファーマの三谷広幸代表取締役社長兼CEOは7月2日、都内で開
催されたインターフェックス・ジャパンで講演。同社の将来展望について09年
以降には新薬が相次いで上市されることを見通し、「地盤を固めて、さらなる
飛躍をしたい」と抱負を語った。
三谷社長は、06年までは「ディオバンとグリベックの2剤で引っ張ってきた」
と振り返る。今後の発展のためには新たな基盤が必要であり、07~08年はそれ
に向けた足固めの時期と位置づけているとした。コンプライアンスを強化し日
本のプレゼンスを向上させるなど、筋肉質な体質を作り上げたいと語った。
営業戦略については、量的営業とされるシェアオブボイスから、医師との面会
でインパクトを残すインパクトオブボイスが必要になると指摘。医師に対して
も、同じアプローチではなく顧客セグメントに応じた対応をするなど、変化し
始めていると語った。