ノボ 糖尿病治療薬リラグルチド、非糖尿病の肥満者で体重抑制効果
公開日時 2008/07/03 23:00
ノボノルディスクファーマは7月3日、新規の糖尿病治療薬として期待される
ヒトGLP-1アナログ製剤リラグルチド(1日1回投与)の非糖尿病の肥満者を
対象に海外で実施した臨床試験(フェーズ2)の結果を発表。1年間の投与で
有意な体重減少効果が得られたと報告した。08年中にフェーズ3を実施する予
定。糖尿病治療薬として欧米で申請中、国内はフェーズ3。
試験は平均体重が100kg弱の398人を対象に実施した。52週後の体重減少が試験
開始時に比べ、リラグルチド最大用量群で平均7.5~8.0kgであったのに対し、
プラセボ補正群では約5.5~6.0kgだった。
また、リラグルチドの忍容性は良好で、副作用で投与を中止した患者の割合は
15%未満。最も多かったのは消化管系に関するもので、軽度から中等度だった。