メディビック グルフォスファミドの国内フェーズ1で安全性確認
公開日時 2008/08/18 23:00
メディビックグループは8月18日、抗がん剤グルフォスファミドの国内フェー
ズ1の結果、安全性を確認できたと発表した。標準的または適切な化学療法施
行後に再発した患者、あるいは有効な標準的治療法がない進行性・転移性の固
形がん患者13人を登録し、長時間(6時間点滴)静脈内投与した場合の安全性
を評価し、臨床推奨用量を検討した。同社によると、安全性は海外試験で発現
したものと差はなく、推奨用量も同用量と評価された。
また、抗腫瘍効果は8人で安定(SD)または部分奏功(PR)がみられ、8人の
うち1人(胆のうがん)がPRと評価されたという。引き続き開発を進めていく
ため、海外提携先のスレッシュホールド社と今後の方針を検討中。ただ、昨年
6月に発表した「事業再構築プラン」の中で示した、創薬事業は原則的にパー
トナーに委ねる(共同開発、売却など)方針に変更はないとしている。