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三菱ケミカルHD小林社長 「メガファーマシンドローム」脱却進める

公開日時 2008/08/21 23:00

三菱ケミカルホールディングスの小林喜光社長は8月21日、本社内で開いた記
者懇談会で、より多くの研究開発投資を行える者が多くの新薬を生み出せると
いう「メガファーマシンドロームから脱し」たヘルスケア事業を進めることを
改めて強調した。

同社長は、一般論として「投入した研究開発費に対するアウトプットがどんど
ん減っている」との見方を示し、「メガファーマシンドローム」から距離を置
く必要性を指摘。独自の事業として、新薬だけでなく、ジェネリック薬やOTC
も組み合わせて事業の安定化を図るとともに、グループ内にある遺伝子などの
分析技術や診断システムを創薬や診断・治療に生かし、患者個々に合った医療
(個別化医療)を展開する方針を示した。「単なる薬屋さんではないところを
志向すべきではないかと思っている」と話し、15年度以降の事業の完成に向け
取り組む姿勢を示した。

海外事業では、課題となっている田辺三菱製薬の米国自販体制の整備について、
米でフェーズ3にある慢性腎臓病治療薬MP-146、高リン血症治療薬MCI-196に
加え、7月に導入を発表したカナダのサイトクローマ社の慢性腎不全患者に併
発する二次性副甲状腺機能亢進症に対する開発品CTA018の腎疾患治療薬3品目
を「橋頭堡に」10年度以降に販売できるようにする考え。欧州や中国を軸とし
たアジアを含め15年度には海外売上高1000億円以上を目指すという。注目され
る新興国市場だが、田辺三菱によると、現在、インドや中東、ロシアなどへの
進出計画はない。

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