厚労省・検討会 サリドマイドの安全管理システム案、一部見直しへ
公開日時 2008/09/04 23:00
世界的薬害を引き起こしたサリドマイドが多発性骨髄腫の治療薬として承認さ
れる方向になったことを受け、同剤による薬害被害防止する安全管理システム
を検討する厚労省の検討会は9月4日、システム案を一部見直すことを決めた。
運用が煩雑で、実施の可能性や遵守できないことによる新たな被害発生などの
懸念が委員から表明されたため。次回18日にシステム見直し案を検討する。
また厚労省は、同剤の承認申請をした藤本製薬が運用する安全管理システムの
実施状況や、それを評価する第三者機関に対し、実地調査を行い、国としても
チェックする方針を明らかにした。問題があれば改善指導を行う。