大塚製薬 米アキュセラ社と眼科領域2剤の共同開発を締結
公開日時 2008/09/04 23:00
大塚製薬は9月4日、米アキュセラ社(本社:ワシントン州、窪田良CEO)が
ドライ型加齢黄斑変性症を対象に開発するACU-4429について、国際共同開発契
約を締結したと発表した。現在米国でフェーズ1。北米においては他の疾患を
含め両社で共同開発を行い、承認後はコ・プロモーションを展開する。欧州で
はアキュセラがすべての権利を継続して保有し、アジアとその他の国で大塚製
薬が独占的開発・商業化の権利を持つ。
契約では、大塚製薬が契約一時金としてアキュセラ社に対し500万ドルを支払
う。マイルストーンの支払は最大2億5800万ドルになるとされる。開発費はフ
ェーズ2まで大塚製薬が全額負担、フェーズ3以降は両社で折半する。
また、アキュセラ社がドライアイを対象に開発を進めるレバミピド点眼につい
ても共同開発契約を締結。現在米国でフェーズ3。北米では共同で開発し、ア
キュセラは承認に向けた薬事戦略を進める。大塚製薬はアキュセラに対し、契
約一時金と開発に応じたマイルストーン、製品の販売に応じたロイヤリティを
支払うほか、開発費なども負担する。承認後の販売体制については両者で協議
するとしている。