女性産婦人科医からなる「子宮頸がん予防の会」は９月４日、日本人の子宮頸
がんの認知率は60％、検診受診率は９％とのインターネット調査結果を発表し
た。予防が可能であると知っているのは７％だった。認知率は米豪でほぼ100％、
検診受診率は米国72％、豪州54％。予防可能ながんと知っているのは米国35％、
豪州31％で、日本の認識の低さが明らかになった。

同会世話人の村上麻里医師（東京都武蔵野市の水口病院）は、「近年、若い女
性の子宮頸がんが増加している。検診を受けることが重要。将来の健康のため
に10代、20代の女性にも子宮頸がんは身近な病気と認識していただきたい」と
コメントしている。日本人の調査は、１月に18～26歳の女性1241人に対し行わ
れたもの。