米ワイス ワクチンの肺炎予防検証で8万5000人規模の臨床試験
公開日時 2008/10/05 23:00
ワイスは10月3日、米本社が13価肺炎球菌結合型ワクチンによる成人での肺炎
予防効果を検証する大規模臨床試験を行うと発表した。計画ではプラセボ対照
二重盲検試験で、65歳以上の約8万5000人が参加する。
この試験は、米ワイスがFDAに提出を予定している13価肺炎球菌結合型ワクチ
ンの申請資料として必要とされるものではなく、追加もされないという。フェ
ーズ4試験の一環としてFDAとの合意のもとで行うものとしている。
欧米では肺炎球菌性肺炎による成人の平均的死亡率は10~20%。慢性疾患など
ハイリスク患者では死亡率は50%を超えることもあるという。乳幼児や高齢者
での罹患率も高い。乳幼児・小児用にはプレベナーというワクチンが既に承認
されている。