ツムラ・芳井社長 来年5月にも3ヵ年の中計を発表へ
公開日時 2008/11/13 23:00
ツムラの芳井順一社長は11月12日の決算説明会で、来年5月にも10年3月期を
初年度とする中期3ヵ年計画を発表する方針を明らかにした。今年8月にはバ
スクリンなど家庭用品事業を展開する子会社ツムラライフサイエンス(TLS)
の株式を売却、10月には外用抗真菌剤アスタットのマルホへ譲渡など、漢方・
生薬への経営資源の集中化を進めている。
また、第2四半期決算では医療用漢方が出荷数量ベースが10.2%増と予想以上
の伸長を示しているなど、大きく環境が変化していることを受けて策定するこ
ととした。
09年3月期第2四半期の業績は、売上高は薬価改定(3.3%)とTLSが連結対象
から外れたため減収となったが、利益ではTLSの売却益などが発生し増益とな
った。
〔連結業績(前期比)09年3月期予想(前回予想)〕
売上高 444億1800万円(2.9%減)897億円(884億円)
営業利益 76億4400万円(1.3%増)164億円(160億円)
経常利益 77億9200万円(5.9%増)164億円(163億円)
純利益 50億3200万円(19.7%増)104億円(100億円)