スズケンが２月６日に発表した09年第３四半期（４－12月）業績は、売上高は
堅調に推移したものの、利益面は医療機関との価格交渉が難航し大幅な減益と
なった。売上高１兆2386億1000万円（前年同期比2.8％増）、営業利益111億81
00万円（30.4％減）、経常利益220億1300万円（17.0％減）、純利益35億3700
万円（76.5％減）。

通期については下方修正した。医療機関との価格交渉が難航し、販売価格が予
想以上に低下したことで、売上高、営業利益、経常利益は予想を上回ることと
なった。純利益は、それらの理由に加え、第３四半期で時価が大幅に下落し、
回復が見込めない保有有価証券を投資有価証券評価損として計上するため、３
割もの引き下げを見込む。

〔連結業績修正後予想（前回予想）08年３月期実績〕
売上高　１兆6500億円（１兆6614億円）１兆5865億9600万円
営業利益　　　137億円（164億円）232億5000万円
経常利益　　　276億円（300億円）371億5500万円
純利益　　　　70億円（100億円）213億2700万円