ケアネット調査 がん患者数、今後6年で10万人増に
公開日時 2009/03/08 23:00
ケアネットが実施した延べ3256人のがん治療医を対象にしたインターネット調
査「日本のがん治療・がん薬物療法の実態に関する調査」によると、がん患者
数は09年の68万人から年々増加、15年までに78万人となるとした。がん種別で
は大腸がんが最も多く、次いで肺がん、胃がんだった。
医師から得た治療実態の回答も集計、6つのがん種(大腸がん、肺がん、胃が
ん、乳がん、前立腺がん、腎細胞がん)の共通事項として▽学会推奨の標準化
学療法で、推奨薬剤以外の抗がん剤の使用は少なかったが、推奨薬剤であって
も投与量は規定量未満のケースが多い▽症例数の多い施設は少ない施設に比べ
て標準化学療法の採用率が高い▽化学療法のクリティカルパスが設定されてい
ると回答した医師は、最も多い大腸がんで51.6%、最も少ない腎細胞がんで15.
6%――などが挙がった。