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ハーセプチン HER2陽性進行性胃がんで延命効果 ASCO発表へ

公開日時 2009/03/22 23:00

がんを誘発するたんぱく質であるHER2が陽性の進行性胃がん治療で、標準療法
に抗がん剤ハーセプチンを追加することによって延命効果が示されたことが、
多国籍大規模臨床試験(ToGA試験)で確認された。ハーセプチンを日本で販売
する中外製薬が3月19日に明らかにした。今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2009)
で発表する予定。

進行性胃がんは予後は一般的には不良で、診断後の平均生存期間は、現行療法
下では平均10ヵ月。HER2が過剰発現している胃がん患者は約2割いるという。

ToGA試験では、594人の患者を対象に、ゼローダまたは5-FUとシスプラチンの
標準化学療法群と、同療法にハーセプチンを追加した群とを比較した。その結
果、発表によると「明らかな延命効果をもたらした」。ただ、学会発表前のた
め詳細なデータは開示していない。

乳がん治療薬として知られるハーセプチンは現在、胃がん効能について多国籍
フェーズ3試験が進められており、日本では中外製薬が10年にも承認申請する
計画。

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