薬食審・薬事分科会 クロザリルなど14医薬品の承認を了承
公開日時 2009/03/30 23:00
厚生労働省の薬食審・薬事分科会は3月30日、新規作用機序の薬剤として審議
事項となっていたノバルティスファーマの治療抵抗性統合失調症治療薬クロザ
リル(一般名:クロザピン)など14医薬品の承認を了承した。
クロザリルは、1975年にフィンランドで無顆粒球症の副作用が報告され世界的
に販売中止になった経緯がある。その後、無顆粒球症を早期発見するための患
者モニタリングシステムを導入、国内でもモニタリングが可能として承認申請
した。ARBと利尿剤HCTZ(ヒドロクロロチアジド)の合剤としては4番目とな
る日本ベーリンガーインゲルハイムの降圧剤ミコンビ(テルミサルタン/HCTZ)
も了承された。
そのうち、2月23日付ですでに承認を取得した阪大微生物病研究会のジェービ
ックV(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)を除く13品目については、4月中に
も正式承認される見通し。