ヤンセンファーマ 抗がん剤ドキシルに再発卵巣がんの効能追加
公開日時 2009/04/23 23:00
ヤンセンファーマは4月23日、抗がん剤ドキシル注20㎎(一般名:ドキソルビ
シン塩酸塩リポソーム注射剤)について、がん化学療法後の再発卵巣がんの効
能追加承認を22日付で取得したと発表した。卵巣がんは自覚症状が乏しいこと
から早期発見が困難であることに加え、罹患年齢のピークも50~54歳と若く、
再発リスクが比較的高いとされる。その一方で、再発した際に使用できる薬剤
が少ない。このため、少なくとも米英日それぞれの卵巣がんセカンドライン化
学療法に関するガイドラインで推奨されている同剤の早期承認が待たれていた。
再発卵巣がんの適応は99年の米国を皮切りに、世界約75ヵ国で承認されている。