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日本肝臓学会 肝癌診療ガイドライン2009年版ドラフト公表

公開日時 2009/06/04 23:00

日本肝臓学会は6月4日、「科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン 2009年版」(以下、GL)のドラフトを公表した。注目された化学療法については、「適応について科学的根拠がある推奨はない」ことから、「グレードC1(行うことを考慮してもよいが、十分な科学的根拠がない)」とした。ただし、分子標的薬のソラフェニブ(商品名=ネクサバール)に生存期間の延長効果があることが報告されていることにも触れ、「今後標準治療になる可能性がある」ことも明記した。

ソラフェニブを用いた化学療法の有用性としては、「SHARP」試験や「Asian-Pacific」試験で、有意な生存期間(OS)を延長することがすでに示されている。 ドラフトのうち化学療法に部分を解説した金沢大医学部消化器内科の山下竜也氏は、02年10月~07年6月までのエビデンスに基づくものと説明。エビデンス集積期間後に報告された「(ソラフェニブの有効性が示された)SHARP試験の結果は入れることができなかった」と述べ、会場からの理解を求めた。

同学会は今月中をめどに、パブリックコメントを求め、年内の発刊を目指す。 ドラフトは神戸市で開かれている第45回日本肝臓学会総会の特別企画「肝癌診療ガイドライン改訂公開シンポジウム」で報告された。

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