NICE 腎細胞がん使用ガイダンスを発行 (1/2)
公開日時 2009/09/03 04:00
英国立臨床評価研究所(NICE)は8月26日、抗がん剤ベバシズマブ、ソラフェニブ、temsirolimus、スニチニブの国民健康保健サービス(NHS)における使用ガイダンスを発行した。ガイダンスではベバシズマブ、ソラフェニブ、temsirolimusの3剤について進行もしくは転移腎細胞がんの第1選択薬として推奨しないとし、第2選択薬として承認されているソラフェニブ、スニチニブの2剤は同適応では推奨しないとした。
なお、スニチニブは2009年3月に腎細胞がんの第1選択薬として推奨されているが、今回のガイダンスでも、そのまま使用が推奨されている。
NICEは、これら薬剤の延命効果を認めているものの、推奨しない理由として、NHSの資金を使用するにはベネフィットが小さすぎることをあげている。