欧州医薬品庁(EMA)のヒト医薬品委員会(CHMP)は、2月15-18日に開催され、欧州で5品目目に当たる、サノフィ・パスツールSAの新型インフルエンザワクチンHumenza およびグラクソ・グループの進行性腎細胞がん治療薬Votrient(pazopanib)に承認勧告を行った。
Humenza は、新型インフルエンザA/H1N1ウイルスに対する単価不活化ワクチンでAF03というアジュバントが添加されている。同剤はインフルエンザ・パンデミックを背景に迅速審査された。
Votrientは、希少疾病薬の指定を受け、CHMPで63剤目の希少疾病薬となった。同剤の審査は2009年3月25日に開始、実審査日数は210日。
同剤は、血管新生を阻害するマルチチロシンキナーゼ阻害剤。米国で10月に同適応で承認されている。国内では、同適応で現在フェーズIII。