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米アムジェン 骨粗鬆症薬Proliaで回復軌道目指す

公開日時 2010/06/25 04:00

 米アムジェンの抗RANKL抗体Prolia(デノスマブ)が、EUにおいて、骨折リスクのある閉経後の骨粗鬆症と前立腺がんのホルモン抑制療法に伴う骨量減少の適応で承認された。EUで後者の適応で承認されたのは本剤が初めて。アムジェンは、主力品のAranesp(エポエチンα)やEnbrel(エタネルセプト)の売上が減少、業績にかげりが出ているだけに、Proliaには大きな期待を寄せている。


J.P.Morganは、同剤は今年5,000万ドル、来年は5億ドルに達し、将来的には数10億ドルを売り上げる成長ドライバーになると見ている。Cowen & Co and Bairdのアナリストは、ピーク時には年商10億ドルに上ると予想している。


アムジェンは、昨年夏、販路拡大とプライマリケア市場での浸透を図るためグラクソスミスクラインと利益を折半する販売提携を締結した。英国が同剤の世界初の市場となるが、英国立臨床評価研究所(NICE)は、NHS(国民保険サービス)で使用できるか評価を行っている。NICEは評価終了の予定を明らかにしていない。
 

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