丸石製薬は８月５日、ラクオリア装薬が開発したEP4拮抗薬（開発コード：RQ-00000007）の術後疼痛、がん性疼痛分野の製品化を目指すライセンス契約を締結したと発表した。契約は日本と東アジア地域で注射剤の製品化を目指すというもので、開発計画は今後立てるが、丸石によると、製剤開発を行うとともに、フェーズ１から着手する。発表によると、術後疼痛治療に用いられるNSAIDsは、出血傾向を助長するおそれがあるが、今回導入した開発品はそれを示さない特長を持つと考えられている。丸石は、疼痛を和らげる手術関連製品に強みを持っており、今回の導入で製品ラインナップの拡充につなげたい考え。支払う契約一時金などは非開示。