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緑内障治療薬による内科的副作用は増えた? 半数以上の医師が「経験ない」

公開日時 2010/09/28 04:02

3万人超の医師会員制コミュニティサイト「MedPeer」を運営するメドピアはこのほど、緑内障治療薬による内科的な副作用が増えているかどうかとの調査結果を発表した。回答医師の9割が「経験がない」「変わらない」と回答したものの、「眼科処方の点眼薬で副作用の有無を問うという視点に乏しかった」「気がついていないだけかもしれない」など、全般的に点眼薬の副作用に対する関心が薄かったとのコメントが多く見られた。

一方、「増えている」との回答は全体の6%だが、医師のコメントを見ると、緑内障患者は内用薬を多岐にわたって服用している高齢者に多いため、必ずしも点眼薬によるものとは言い切れないとの主旨のコメントが目立った。ただ、50代の一般内科医からは「(緑内障治療に用いるβブロッカーによる)喘息発作の経験はないが、高齢者の徐脈例は増えた印象がある」とのコメントが寄せられた。

この調査は、会員医師が他の会員医師に日常診療での疑問などを聞くポスティング調査という手法で実施したもの。選択肢に加え、その理由を自由コメントで求める。

今回の質問は、「近年、眼科では正常眼圧緑内障の考え方が普及して、緑内障治療薬の処方件数が増えている。βブロッカーでは喘息発作が出やすくなるなど全身的な副作用もあるが、眼科医と内科医の連携が緊密かどうかというと、現実は難しい面も多いかと思う。特に内科の医師に伺いたいが、点眼薬によるものと思われる内科的な副作用は増えていないでしょうか」というもの。調査は8月30日~9月12日に実施した。有効回答数は853件。その結果、「経験がない」が52%、「変わらない」が38%、「増えている」が6%、「減っている」が1%、「その他」が3%――となった。

 

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