中医協総会は11月26日、10月に了承した新薬14日処方制限ルールの見直しを受け、発売中で14日処方制限がかかっているARBとCa拮抗剤配合４製品について、12月10日から制限を解除することを決めた。

解除となる薬剤は次の通り。
▽エックスフォージ配合錠（バルサルタンとアムロジピンベシル酸塩、ノバルティスファーマ）。当初解除予定11年４月。
▽レザルタス配合錠LD、同HD（オルメサルタンメドキソミルとアゼルニジピン、第一三共）。当初解除予定11年４月。
▽ユニシア配合錠LD、同HD（カンデサルタンシレキセチルとアムロジピンベシル酸塩、武田薬品）。当初解除予定11年６月。
▽ミカムロ配合錠AP（テルミサルタンとアムロジピンベシル酸塩、製造販売は日本ベーリンガーインゲルハイム、販売はアステラス製薬）。当初解除予定11年９月。

中医協では、既承認薬剤を組み合わせた配合剤などに対し、配合されたそれぞれの薬剤が併用されるなど臨床使用実績があるにもかかわらず、他の新薬同様に十分な処方患者の観察のための処方日数制限を適用するのは不合理であるとの意見が上がり、10月27日の中医協の総会でルール見直しを決めていた。その際、過去に遡って新ルールを適用することになっていた。