東邦ホールディングスは３月30日、東邦薬品の宮古営業所が営業と配送活動を再開したと発表した。震災の影響でこれまで盛岡営業所が機能を代替していた。

これにより、激しい損傷で立入禁止の仙台東営業所（宮城県）、原発事故の影響で閉鎖中の原町営業所（福島県）、一時的に人員規模を縮小している相馬営業所（福島県）、応急工事中の物流センターであるTBC本宮（福島県）を除き、全ての営業拠点で業務が再開された。28日に古川、石巻、気仙沼の営業所の再開をしていた。

ＴＢＣ本宮は、今日31日を目途に廃材の撤去および応急工事などを完了させる計画で、機能チェック後、供給を担当するエリアとそのスケジュールを４月７日までに判断するとしている。ＴＢＣ本宮からの福島県エリアはＴＢＣ大宮（埼玉県）から、宮城県エリアと山形県エリアについてはＴＢＣ東京（東京都）から商品供給を代替して行っているという。当日受注分の医薬品は翌日の午前中までに各営業拠点に着荷させ、震災以前のリードタイムとほぼ変わることがない状況という。