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メルク 画期的・差別化ブランドGEで新興市場強化へ

公開日時 2011/07/20 04:00

米メルクは、4月にインドのSun Pharmaceuticals Industriesと合弁会社を設立、画期的かつ差別化したブランド・ジェネリック(GE)の開発・販売を通じ、新興国市場でのプレゼンス強化を図る。メルクの新興国市場担当プレジデントのKevin Ali氏は、The Pink Sheetの取材に応じ、メルクの新興国市場参入の意図・戦略などを語った。


現在、メルクの世界売上460億ドルの約18%が新興国市場の売上だが、2013年にはこれを全売上の4分の1に引き上げることを計画している。その原動力には、画期的かつ差別化したブランドGEを考えている。


Ali氏は、中東、アフリカ、東欧、中国、ロシア、ブラジルなど新興国市場を担当しているが、そのうちでも、インドがユニークに進化している市場として好んでいる。新興国市場参入には買収がベストな方法なのか、あるいは、メルクが優先する提携が良いのかについては、同氏は、インドに限定すれば、「アライアンスを組む方法は沢山あり、ひとつの方法はSunとの提携のような形態だし、もっと単純な形態もあるが、提携を優先する」と話し、提携で進めていく方針を示した。


メルクは、アジア太平洋地区では、提携を積極的に進めてきており、新興国市場の要として集中してきた。最近では、中国のがんに特化したベンチャー企業BeiGeneへの投資、韓国のHanwha Chemical Corporationとのバイオシミラーでの提携、中国でのSinopharmとのワクチン流通での提携などが相次いだ。提携が戦略の中心となっているメルクだが、買収の可能性も排除していない。


Ali氏は、①企業価値について(買収の)合理的根拠が存在すること、②買収することが、メルクの成長戦略のコアに合致するか?-などの基準にマッチすれば買収もありうるとの見方を示している。 
 


(The Pink Sheet  7月11日号より)  FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから

 

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