第一三共とAZ PPIネキシウムに効能追加で承認申請
公開日時 2011/10/25 04:02
第一三共とアストラゼネカ(AZ)は10月24日、PPIのネキシウムカプセル(一般名:エソメプラゾールマグネシウム水和物)に「低用量アスピリン投与時の胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制」の効能を追加する承認申請を行ったと発表した。
心筋梗塞などの患者の中には、血栓・塞栓の形成を抑えるため、低用量のアスピリンが使用されるケースがある。しかし、長期服用によって消化性潰瘍を発症するリスクもある。ただ、血栓・塞栓を抑えるための投薬である以上、休薬も難しいという。そこで今回の申請は、同剤を投与することで、消化性潰瘍の発症を抑制しつつ、アスピリンの投与を継続できるようにするもの。
治験ではネキシウムによる消化性潰瘍再発抑制効果を検証、その成績に基づいて申請するに至った。