FDA Spielberg副長官、問題解決にNIHとの連携強化を強調
公開日時 2011/12/06 04:00
米食品医薬品局(FDA)のStephen Spielberg新副長官(医療品・タバコ担当)は、新薬開発やレギュラトリーサイエンス推進における科学的および規制上の諸問題解決には国立衛生研究所(NIH)との連携を強化したいとの考えを示している。
同氏は、10月初めにChildren’s Mercy Hospital(カンザス市)の個人化医療および治療イノベーションセンター長のポストからFDA副長官に転身した。FDAのMargaret Hamburg長官から、「長官レベル」のポストを与えると誘われたことによる。
同副長官は、新薬開発のボトルネック打開やレギュラトリーサイエンスなどの課題に対処するためにNIHとの協力が不可欠という立場をとっているが、FDA副長官就任後直ちに、その必要性を訴えていた。
Spielberg副長官は、「たとえばレギュラトリーサイエンスの分野で我々が答えを出せない場合でも、何らかの決定が出来るようにNIHと協力し、データを出すなどしたい」とNIHの力を借りれば大きな問題も解決が可能との考えを示している。
同副長官は、「NIHがFDAを支援しようと考える場合、NIHはFDAの規制上の使命をよく理解できるはず」との期待感を持っている。
(The Pink Sheet 10月28日号より) FDAと米国製薬企業の情報満載 “The Pink Sheet”はこちらから