医療オンサイトのリスクコミュニケーション
公開日時 2012/02/28 00:00
MRに求められる役割古川綾(株式会社マディア代表取締役)多摩大学医療リスクマネジメントセンターシニアフェロー患者、社会のくすりの安全性について関心の高まりを受け、医療者と患者のリスクコミュニケーション(リスコミ)の土壌が形成されつつある。本シリーズでは、昨今のリスコミ気運を紹介しながら、今後、MRに期待される役割を探る。リスコミとは、リスクに関する正確な情報を利害関係者の間で共有し合い、相互(双方向性)に意思疎通を図っていくこととされる。リスコミの発達の段階は3段階で定義され、データの開示、情報の提供の次に、第三段階としての共通ベースと意見交換がある。意思決定者としての患者厚生労働科学研究「国民および医療関係者との副作用情報にかかるリスクコミュニケーション方策に関する調査研究‐副作用の効果的...