米国発 権限広がるナースの仕事
公開日時 2012/12/10 04:00
アメリカでは各種専門看護職(NurseSpecialist:ナース・スペシャリスト)が着実に増加、彼等の新しい役割が医療現場に定着してきている。一般看護学を修め、実務経験を積んだ後に、さらにより高度に専門的なトレーニングを経て初めて資格を取得することができるナース・スペシャリストたちは、現場での評価が定まるにつれ、徐々に、しかし確実に、その権限を拡大してきている。すなわち従来は医師のみに認められていた治療行為を,専門分野に限っては、医師にかわって独自に実施できるよう法的権限を拡張しているのである。(医療ジャーナリスト西村由美子)ナース・スペシャリストに関する最近の連邦レベルの論点は「麻酔専門看護職(NurseAnesthetist)に鎮痛剤の処方権限を認めるか否か」である。すでに全米のほぼ半...