乳がん治療のBRCA遺伝子検査、実施率2割
公開日時 2025/07/01 00:00
株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン吉田昌史、酒井幸、渡辺幸子乳がん発症率に大きな影響を与える遺伝子「BRCA」。その遺伝学的検査が2020年4月に一部保険適用となってから5年が経過した。グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)ではこれまで、乳がん治療に必要な「BRCA遺伝学的検査」の実施状況と普及度合いを調査・公表してきた(『乳がんBRCA1/2遺伝子検査の実施状況、検査が伸び悩む背景に制度設計の課題』参照)。検査実施率が伸び悩む前回調査から引き続き、今回の調査でも実施率は約2割だった。「遺伝性のがん」としての乳がん治療方針と「BRCA」遺伝学的検査がんの発症要因には、喫煙・飲酒・生活習慣などの「環境」要因、年齢などの「時間」要因、その他の「偶然」要因がある。さら...