売れないMRでもいい
公開日時 2013/01/30 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門千葉・柏リハビリテーション病院人工透析内科部長宮本研今月のポイント▼国民医療の一翼を担うMRには、統計値で表現できない各自の「語り」が求められている。▼MRは担当施設おける治療選択肢を適切に増やしていく役割を担っており、将来の医療に対しても貢献すべきだ。▼まだ見ぬ患者の治療選択肢を広げていくのは小手先の営業テクニックではなく、MRとしての信念である。語りの再評価を“医師がMRの職業像について厳しく批評し、臨床側からの改善案を述べる”。業界外の立場を維持しつつ、医師として珍しくも貴重な経験を私は続けている。初期臨床研修を終えて常勤医となり、大学医局から派遣中の総合病院で、有望な若手MRたちが退職する実態を目撃した。熱心な訪問、真面目過ぎるほどの...