経口抗インフル薬 処方選択 患者年齢に傾向あり
公開日時 2013/03/30 00:00
9歳以下タミフル10代イナビル就労世代はイナビル若干多くインフルエンザ領域では、長らくタミフル(一般名・オセルタミビルリン酸塩、中外/ロシュ)を頂点にリレンザ(一般名・ザナミビル水和物、GSK)が補完的に存在するという市場構造だったが、2010年10月にイナビル(一般名・ラニナミビルオクタン酸エステル水和物、第一三共)が発売され、臨床現場に急速に浸透し始めているといわれる。3剤ともインフルエンザウイルスの増殖過程で、感染細胞からインフルエンザウイルスを放出することに必要なウイルス・ノイラミニダーゼを抑制することでウイルスの増殖を抑制するノイラミニダーゼ阻害薬である。3剤の違いは剤形と投与回数だ。タミフルはカプセル剤か粉末状のドライシロップ、リレンザとイナビルは吸入剤である。このうちリレンザは...