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英NICEガイダンス案  硝子体黄斑牽引治療薬ocriplasminを推奨

公開日時 2013/09/05 03:50

英国立医療技術評価機構(NICE)は8月30日、ThromboGenics(ベルギー)の眼の希少疾患である、硝子体黄斑牽引症候群(VMT)治療薬Jetra(ocriplasmin)注射剤について、英国(イングランドおよびウェールズ)NHS(国民保健サービス)における使用を推奨する最終ガイダンス案を発表した。


硝子体黄斑牽引症候群は、加齢の結果、硝子体が網膜を異常に引っ張ることにより、網膜を傷害、視覚障害などを引き起こし、場合によっては、網膜部分に円孔を生じる。NICEは、今回、網膜上膜を伴わないVMTおよび黄斑円孔がステージII(直径400マイクロメーター以下)のVMT、および、または症状が重篤なVMT治療薬のオプションとして、ocriplasminを推奨した。


NICE医療技術評価センターのCarole Longson教授(センター長)は、「硝子体黄斑牽引症候群は、重大な視覚障害をきたし、長期的には失明に至る。ocriplasmin注射剤は、同疾患治療にとって画期的な薬剤だ。さらに、同剤は、『様子をみるか』、『手術か』の選択肢を提供することになるので、臨床医および患者から歓迎される。従って、NICEは、最終ガイダンス案で同剤を喜んで推奨する」とコメントした。


ocriplasminは、遺伝子組み換えヒトプラスミン(タンパク分解酵素)。同剤(0.5mg/0.2 ml注射液)の薬価は、2500ポンド(付加価値税含む)。反復注射は推奨されていないため、これがフルコース治療の薬価となる。


NICEの独立評価委員会は、ocriplasminの増分費用対効果(ICER)は、1QALY(質調整生存年)あたり20900ポンド以下とみられ、網膜上膜を伴わないVMT患者の治療薬としてNHSのリソースを使用するのに費用対効果があると結論付けた。


また、網膜上膜を伴わず、黄斑円孔がステージIIのVMT患者については、ICERは、1QALYあたり30500ポンド以下とみられ、この症状の患者に対してもNHSでの使用は費用対効果を持つと判断した。


英国でのVMTの罹患率は不明。スコットランドの当該英国でのVMTの罹患率は不明。スコットランドの当該であるScottish Medicines Consortiumは同剤についてまだ勧告を発行しておらず、今年9月に勧告の予定。
NICEは同最終案について8月30日から意見募集を開始したが、今年10月には最終ガイダンスをまとめる方針。


 

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