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2014年花粉シーズン PM2.5や黄砂も「気になる」7割に

公開日時 2014/01/27 03:50
ジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーはこのほど、花粉症の症状を持つコンタクトレンズ装用者を対象とした調査結果を発表した。これによると、花粉シーズン中に目のかゆみなどの違和感を覚えている人は9割にのぼるにも関わらず、眼科を受診するのは2割弱にとどまっていることが明らかになった。専門家は、花粉などの汚れが付着したコンタクトレンズを装用し続けることでアレルギー性結膜炎を発症・悪化させてしまう危険性があると警鐘を鳴らす。

本調査は、花粉症の症状を持つコンタクトレンズ装用者(20~40代の男女)を対象に、2013年12月に実施された。有効回答者数は600人。

2013年の花粉シーズンは、花粉症症状にとどまらず、黄砂やPM2.5などのアレルギー誘発物質の人体への影響が話題となった。コンタクトレンズ装用者の約4割もPM2.5や黄砂による目の症状への影響を感じたと回答している。このようななか、今春の花粉シーズンに向け、目の症状に与える影響が気になるかどうかを確認したところ、「花粉の飛散量」には91%が、「PM2.5」は73.1%、「黄砂」は72.8%が気になると答えるなど、大気汚染物質への意識の高まりが浮き彫りになった。

花粉シーズンに感じる目の症状として最も多かったのは「目のかゆみ」で90.2%。次いで「目の違和感(ゴロゴロする等)」73.0%、「目がショボショボする」71.5%、「目の充血」62.5%――が挙げられている。ところがこのような症状を自覚する一方で、治療のため眼科にかかると回答した人はわずか18%にとどまっていることが明らかになった。

慶應義塾大学医学部眼科講師の深川知己氏は、「コンタクトレンズ装用中に花粉が目に入ると、レンズの表面にタンパク質が吸着し、目の中にとどまってしまうことがある」と指摘。汚れが付着したままのコンタクトレンズを使用することで、アレルギー性結膜炎を発症・悪化させて来院する患者が相当数いるという。このため「コンタクトレンズを使っている人は、レンズ装用との兼ね合いも考え、必ず眼科を受診しましょう。花粉飛散が予測される約2週間前から点眼薬などの対処を始めると、効果を感じる方が多いようだ」と呼びかけている。

我が国では約2,000万人のアレルギー性結膜炎の患者がおり、その大半は花粉症によるものであると推測されている。
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