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中国が日本を追い抜き世界2位の市場に

公開日時 2014/03/19 03:50

中国の医薬品市場規模は2013年、日本を上回り、世界第2位となった。中国が日本に代わり世界第2位の市場となるのは15年とみられていたが、2年前倒しとなった。昨年は、グラクソ・スミスクライン(GSK)による賄賂事件の影響もあり、中国市場の伸びが頭打ちとなったため、この情報は、業界観測筋を驚かせている。証券会社Jefferiesのアナリスト・Jessica Li氏が、IMSヘルスのデータを引用して明らかにした。


中国市場の伸びは昨年14.6%で、数年前のように対前年比20%というような顕著な伸びではないものの、大きな伸びを示す。市場成長の減速については一時的なものとみられ、13年第4四半期はGSKとメルクを除き、成長を取り戻している。


Li氏は、中国と日本の市場シェアを合計すると米国のシェア29%とほぼ同等になると予測。中国市場の13~17年の年複合成長率(CAGR)は13~16%で、17年には市場規模1700億ドルに達するとした。この時点で、中国市場は、EU5か国(ドイツ、フランス、英国、スペイン、イタリア)市場を追い抜き、世界市場の14%を占めることになる。


中国は今後も急速な成長を継続し、米国、日本のような成熟市場を凌駕。ブラジル、インド、ロシアのような新興国市場を上回るとみる。中国は13~17年、世界市場成長部分の約1/3に寄与すると予測する。


しかし、中国へ参入している多国籍企業にとって良いことばかりでない。医薬品価格への圧力が高まっているのである。多くの多国籍企業の売上は、特許が切れた先発品が70~80%を占めており、薬価切り下げの標的となっている。しかも、中国政府は、現地の後発医薬品(GE)企業大手による代替品の輸入促進を図っている。


Jeffriesによると、13年の多国籍企業の医薬品売上伸長率は13.8%だったが、これは数量ベースの伸びの15.4%より低く、人口増やヘルスケア改革による需要が増加したにもかかわらず、価格圧力が反映しているという。


一方、現地企業は、数量ベースでの伸長率は9.3%だったが、高薬価製品も含めた販売戦略に変更、売上は13%の成長を見た。


Li氏は、今後、代替品輸入が増加すると同時に、現地企業が、先発品のGEを販売する企業から革新的な創薬型企業へとシフトし、多国籍企業を脅かすとみている。

 

 ▽JefferiesおよびIMSによる2013~17年までの年複合成長率(CAGR)

【先進国】 2013~17年までの年複合成長率:1~4%
日本 2~5%
アメリカ 1~4%
ドイツ 1~4%
イギリス 1~4%
イタリア 0~3%
フランス マイナス2~マイナス1%
スペイン マイナス4~マイナス1%
【新興国】 2013~17年までの年複合成長率:10~13%
中国 13~16%
ブラジル 11~14%
インド 10~13%
ロシア 8~11%
(The Pink Sheet 3月10日号より)

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