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エムスリー 訪問とネットフル活用のCMR事業開始 10月1日から 新会社を設立

公開日時 2014/09/30 03:51

エムスリーは9月29日、グループ会社のメディサイエンスプランニングのCSO事業を分社化し、従来の医師訪問とともに、インターネットを最大限に活用したMR活動を行う新会社エムスリーマーケティングを設立すると発表した。エムスリーマーケティングは10月1日から営業を開始する。エムスリーマーケティングはエムスリーの完全子会社で、沖野公秀氏が代表取締役社長に就任する。

エムスリーマーケティングの発足時のMR数は約150人。5年後には1000人体制にする。エムスリーマーケティングの最大の特徴は、同社が「メディカルマーケター」(Medical Marketer、以下略称MM)と呼称するネットをフル活用したMRを提供すること。エムスリーによると、MMはネットをフル活用するため、MMのディテール回数は月平均400~600回(通常のコントラクトMRは200~300回)、担当医師数は平均150~500人(平均80人~150人弱)、1日あたり情報提供時間は正味3~4時間(正味1~2時間)――を想定しているという。

面会が困難な訪問規制施設でも、MMはm3.comを通じて面会・情報提供する。例えばMMは、アポイント願いのビデオメッセージを自作し、m3.comを通じて医師と日程調整する。また、実際の面会時の情報提供内容でも、MMは事前にネットで製品情報や疾患知識を伝達し、医師ニーズも調査済みであることから、ニーズに基づくコンサルテーションや対話型クローズができるとしている(以下の関連ファイルに通常のCMRとMMの違いの一覧表を掲載しました。どなたでもダウンロードできます)。

なお、MMがm3.comを通じて医師にアプローチした際のポイントのあり方など詳細は未定という。

そのほか、エムスリーマーケティングでは、製薬企業内でMMを育成したいなどのニーズに応えるため、トレーナーの派遣サービスも展開する。

沖野社長は、「製薬業界の営業・マーケティング活動は、透明性への取り組みや医師の情報獲得手段の多様化などで変革を迫られているが、インターネットがどれだけ普及しても、MRの役割、医療従事者の方々と信頼関係を構築して製薬企業を代表して医療の現場に貢献する役割の重要性は変わらない」とし、「私たちはMRの仕事の仕方をゼロから見直し、普及するインターネットをフルに活用しメディカルマーケターを創造していく」とコメントしている。

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