C型肝炎 IFNフリー療法の2剤 MR、ネット、研究会で存在感
公開日時 2014/11/01 00:00
C型慢性肝炎では従来、注射薬のインターフェロン(IFN)と経口抗ウイルス薬リバビリンの併用が治療の中核だったが、注射に伴う苦痛と自殺企図や間質性肺炎というIFNの副作用などが患者の治療継続を阻んできた側面がある。それに加え、国内患者のほとんどはIFNの治療効果が低いC型肝炎ウイルス(HCV)のセログループ1で占められ、この型では治癒に至るのは半数程度という問題もあった。今回は新たに登場したC型慢性肝炎の経口薬についての処方影響力を検証する。まず、最新の14年9月の全チャネルでの処方影響力はダクルインザ、スンベプラ、ソブリアード、テラビックの順である。HCVの複製に必須の蛋白である非構造蛋白NS5Aの機能を阻害するダクルインザと、プロテアーゼ阻害薬スンベプラは、両薬の2剤併用で用いる。ウイルス...