売上縮小・後発薬急伸環境の卸物流戦略を俯瞰する…多頻度配送に転機・後発品対策が急務
公開日時 2015/03/31 00:00
サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児●卸物流投資は年200億円、整備進みトレーサビリティ・出荷精度、安定供給が前進●販管費は増加基調、売上縮小で17年ぶり販管費率が増、販管費削減が重要課題卸物流体制の整備が進展、省力化・高精度化・トレーサビリティ、BCP対応力がつくなど、インフラ力はアップした。一方、カテゴリーチェンジが深耕、市場は停滞・縮小状況に入った。市場伸長を担うのは、採算はとれるが高度流通管理と品質管理が要求されるワクチン・抗がん剤・難病薬カテゴリーと、安価で多銘柄に分散し採算が取れない後発薬に2分される。一方収縮を見せるのは、ブロックバスターを含む長期収載品で、一般特許品も減衰状況が明確になってきた。利益獲得には物流戦略が重要さをます。昨年7月、日本はPIC/S(医薬品査察...