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塩野義・14年度業績 減収、営業減益 クレストールのロイヤリティー収入減響く

公開日時 2015/05/12 03:50

塩野義製薬は5月11日、2015年3月期(14年度)連結業績が、売上高2740億円(前期比5.4%減)、営業利益504億円(18.6%減)の減収、営業減益だったと発表した。脂質異常症治療薬・クレストールのロイヤリティー収入の減少や14年度薬価改定の影響を受けた国内長期収載品の減収を吸収しきれなかった。経常利益は前期比25.2%増となる779億円。HIV治療薬などでViiV社からの配当金が2年分含まれたことや為替影響などを受け、3年連続過去最高を達成した。純利益も、過年度税金費用の引き当てにもかかわらず、前期比8.5%増となる441億円となった。手代木功代表取締役社長は、クレストールについてはアストラゼネカとの契約変更により、14年度、15年度は約200億円の減収を見込んでいたと説明し、「減収、営業利益減は予定の高度であった」と述べ、期初の計画通りであることを強調した。



◎販管費を抑制 研究会・講演会の費用対効果検討でスリム化


営業利益をめぐっては、販売管理費で36億円、研究開発費で47億円を抑制。売上高の減少や売上原価の上昇などもあり、前年比マイナスになったものの、通期予想を9億円上回った。手代木社長は、組織風土としてコストマネジメント意識が根付いたことを、販売アライアンス体制の進化や創薬力と並び、同社の強みのひとつにもあげた。


販管費については、「人員削減等は一切行うつもりはない」と述べた上で、研究会・講演会については「コストを触ってきているし、今後もさらに工夫していこうということ」と説明。研究会・講演会の実施による費用対効果を見極めながら、「どれくらいの効果があるかひとつひとつモニタリングしながらやっていく」と考えを示した。
 

2014年度の売上高を牽引したクレストールは、アストラゼネカとの売上を合わせて、薬価ベースで1000億円を突破し、7番目のブロックバスターとなった。早ければ2017年末にも後発医薬品の参入が見込まれることから、手代木社長は、「大変厳しい問題」との見方を示した。その上で、ADHD治療薬・グアンファシン塩酸塩、lisdexamfetamineや、オピオイドなど疼痛・神経領域への期待を示した。ただ、同剤の売上規模が大きいことから、今後製品導入を検討する考えも示唆した。


15年度の業績予測については、サインバルタをめぐり、日本イーライリリーとの契約を変更したことを受け、製造受託が76億円(対前年比51.3%減)となる見通し。この減収については、国内医療用医薬品1670億円(3.5%増)、海外子会社輸出304億円(6.0%増)で吸収する見通しを示した。


【14年度連結業績(前年同期比)15年度通期予想(前年同期比)】

売上高 2740億円(5.4%減) 2960億円(8.0%増)
営業利益 504億円(18.6%減) 725億円(43.9%増)
経常利益 779億円(25.2%増) 795億円(2.1%増)
純利益 441億円(8.5%増) 520億円(18.0%増)

【14年度国内実績(13年度実績)15年度予想、億円】
クレストール 436(411)444
イルベタン類 151(139)170
サインバルタ 109(114)174
オキシコンチン類 103(106)107
フィニバックス 40(47)38
ディフェリン  39(44)38
ピレスパ   54(48)54
ラピアクタ  26(20)28
フロモックス 126(158)112
リンデロン等外用 80(88)74
クラリチン 43(49)42
フルマリン 46(54)40

【ロイヤリティー収入】
クレストール474(657)
HIVフランチャイズ 58(-)
※15年度予想はクレストール、HIVフランチャイズ合計で745
 

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